Osaka Metroでは、沿線の活性化、安全性の向上等を通じてお客さま、地域の住民の皆さまの生活の質、安全・安心を向上させることを目的とし、個人が特定されないように統計処理したデータ(以下、「統計データ」という。)を作成し、社内外で活用してまいります。
ここでは<地下鉄・ニュートラムの乗降データを基にした統計データ作成に関するガイドライン>をわかりやすく説明しています。
データの取り扱いについて
当社は、駅の改札を入出場する際に記録されるデータ(以下、「乗降データ」という。)を用い、お客さま個人が識別されないように統計処理をすることで統計データを作成します。
※自動改札機を通過したすべての乗車券の乗車駅・降車駅・日時データが対象となります。
※PiTaPaをご利用のお客さまについては、PiTaPaの入会時等にご登録いただいた性別・年齢・住所地の郵便番号・当社のプラン登録データ(地下鉄のプラン登録のみ)も対象となります。
※ICOCA定期券・磁気定期券ご購入時にご登録いただいた情報(性別・住所地等)は活用いたしません。
プライバシーに配慮した統計データ作成の流れ
当社が作成する統計データは、①非特定化処理、②集計処理、③秘匿化処理、の3つの処理を施したデータを用いて、表やグラフなどを作成します。
①非特定化処理
特定の個人を識別する情報の削除や情報のまるめ処理といった加工を行います。具体的には以下のような処理を実行します。
乗降データ・ PiTaPa元データ |
非特定化 処理データ |
|
---|---|---|
乗車駅・降車駅 | 変換なし | 乗車駅・降車駅 |
カードID番号(ICカードのみ) | 変換 ※ | 表示しない |
性別 | 変更なし | 性別 |
生年月日 | 変換 | 年齢(原則10歳刻み) |
住所地郵便番号 | 変換 | 市区町村 |
※自動改札機で取得したPiTaPaのカードID番号をランダムなアルファベットに変換します。
②集計処理
統計データを提供・販売するために、駅利用者数などの集計処理を実施します。
●まるめ処理の実施
利用時間は1時間単位とし、年齢は原則として10歳刻みの年代に、まるめ処理を実施します。
●利用者数は10人単位で集計
10~19人、20~29人、30~39人…と、10人単位での集計を行います(四捨五入をする場合もあります)。
③秘匿化処理
少人数(10人未満)のデータは、マスキング処理(集計結果から除外)を行います。
安全管理
個人情報保護法および関連法令等で求められている安全管理措置(組織的・人的・物理的・技術的安全管理措置)を行い、乗降データを管理します。
例えば、組織的安全管理措置として、当社はODデータの管理および統計データの作成をする社員等に対し、本ガイドラインに基づいた安全管理が図られるよう、必要かつ適切な監督を行います。
また、統計データの作成及び販売に係る業務を業務委託する場合、当社はデータの安全な管理が図られるよう、当該委託先に対して必要かつ適切な監督を実施します。
除外対応
統計データを作成するための乗降データから、希望されるお客さまの乗降データを除外することができます。
※除外をご希望のお客さまは、こちらからお手続きをお願いいたします。
統計データ作成のガイドライン
当社は、お客さまのプライバシーを厳重に保護するために、統計データを作成・提供するにあたって遵守する基本事項をまとめたガイドラインを表しています。
統計データについて
1時間ごとの乗降者数(サンプル)
1時間ごとの乗降者数(年代別)(サンプル)
利用者の居住地TOP3(サンプル)
※数値はダミーです。
主な活用例
●沿線地域の防災・減災への備えの精度向上を通じて、地下鉄利用者だけでなく、地域全体の安全・安心に貢献
●駅利用者の属性に合わせた地域開発、イベントの企画などを通じてまち全体の活性化に貢献
防災・減災
大規模な地震等の災害発生時の帰宅困難者対策の策定等、自治体の防災・減災対策の企画立案・精度向上に貢献
まちづくり
駅・エリアごとの利用者属性の分析を行うことで、その地域に合わせた開発計画の立案等のまちづくりに貢献
商業施設
地域住民・駅利用者の属性にあわせた利便性の高い商品の開発、サービスの考案等による利便性の向上
観光・イベント
利用者の属性情報の分析から、増客策の検討、鉄道をはじめとした交通事業と連携した施策の検討等も可能
本サービスにおけるデータの取扱い・ガイドラインに関するお問い合わせ先
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